切手は売れているのか?
今日は久しぶりに封書で書類を送ることになった。
当然、切手を貼るのだけど、家の中でどこに切手をしまい込んだか、記憶がゼロ。
あちこち探してやっと見つけたのは1時間後。
封筒に貼りつけた切手を見ながら、「この前切手を使ったのはいつだろう」と考えた。
全く思いつかない。
手紙はメールかライン、荷物は宅配便という生活の中で、切手の出番はほとんどない。
うちに保管してあった何枚かの未使用切手は、ほぼ死んでる資産だ。
気になったので「切手の販売額」とか「切手の発行枚数」などで検索してみたが、どうも公式な情報は発表されていないらしい。
その代替には全くならないのだが、日本郵便のサイトの中で特殊切手(記念切手)の毎年の発行計画が見られるページがあった。1997年から2018年までの20年間を網羅している。
しかし、アニメキャラなどを配したアニメファン向けの切手以外は、「冬季国体記念」とか、「誰がこれを買うんだ?」と思ってしまう。
大体の特殊切手は1000ー2000万枚(!!)の発行枚数で、1つの切手シートに10枚が含まれるから、シート数にして100-200万枚。それが2018年1年間で44種類発売される。
すべて売り切れるとは到底思えない・・・。
参考までに、と過去の計画(実績)を見ると、年間22種類だけの発売。発売枚数が最大だったのは(手カウントなので誤差はあるかもしれないが)2016年でなんと60種類!
2011年まではおおよそ20種類あまりで推移してきたのが、2012年には31種類、2013年に30種類、2014年が43種類で2015年には53種類と急増。郵便局の職員さんたちはこんなに売りさばけるのか(多分無理だろ)。
消費財など、他の業界の常識で言えば「商品バリエーションが増える=全体として売れてない」という構図だから、多分切手も売れていないんだろうな。
確か、年賀状でも郵便局員さんたちにノルマがあると聞いているので、もしかしたらこういう切手販売でもそういうプレッシャーがかかってるのかなあ・・・。
2018年になって種類が減ったのは、やっと他の収入源に優先順位を振り替え始めたか?それが正しいと思うが、44種類でも多いと思うぞ、日本郵便さん。
さてと、封筒を投函に行くか。