星の数ほどの衝動

いろいろ忙しいけど、ちゃんと観察すれば楽しいことがいっぱい。ちゃんと想像すれば嬉しいことがいっぱい。そんな日記を書きたいです。

京都観光の穴場:将軍塚青龍殿がおすすめ

観光客であふれる南禅寺からタクシーで約10分 、地下鉄の蹴上駅を越えて東山ドライブウェイを上がっていくと、将軍塚という場所がある。その昔、桓武天皇が京都に平安京を作ろうとしたとき、都を守るため、土の人形に将軍のような甲冑を着せ、洛中を向けて土に埋めたと言い伝えられている場所。そんな由緒にもかかわらず、ちょっと前までは小高い丘の上から京都の夜景を見られるデートスポット、というぐらいの存在感でしかなかった。

そこに2014年、青連院が 新たに建築したのが青龍殿。

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国宝の青仁王図を陳列した御堂と、その背後には清水の舞台よりはるかに広い大舞台。御堂の隣には盛り土も美しく整備された将軍塚と、端正な枯山水の庭。古都京都の中ではかなり新しい施設でありながら、平安京の起源となる史跡に、これまでの京都にはなかったような雄大の情報を組み合わせた、とてもユニークな名所である。

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歴史が浅いせいか、アクセスの悪さからか、ここまでやって来る観光客の数はまだそこまで多くない。中でも平日の夕刻、大舞台から京都の夕焼けを眺めることができる時間に訪ねると、実は大変な穴場。

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